卵を付けた短冊をクヌギの枝に巻き付けるメンバーら

卵を付けた短冊をクヌギの枝に巻き付けるメンバーら

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ヤママユ今年も育って 八尾町樫尾で県がうん天蚕の会

北日本新聞(2015年5月11日)

 黄緑色の繭を作るヤママユの養蚕に取り組む「県がうん天蚕(てんさん)の会」(友咲貴代美会長)は10日、富山市八尾町樫尾の里山で、卵を付けた短冊をクヌギの枝に巻き付ける「山(やま)付(つ)け」を行った。卵は1週間ほどでふ化し、6月末から7月にかけて繭を作る。

 「天蚕」と呼ばれるヤママユの繭からは、光沢のある黄緑色の糸ができる。県がうん天蚕の会は、八尾町に古くから伝わる養蚕の文化を継承し、ヤママユが育つ里山をつくろうと活動している。

 山付けには、同会と富山大ボランティアサークルMEETSのメンバー計20人が参加した。鳥や虫を避けるため、クヌギ620本が植えられた約2500平方メートルにネットを張り巡らせた。昨年育てたヤママユから採卵した約1万2千粒を用意。卵を20粒ずつ貼り付けた縦10センチ、横2センチの短冊を枝に巻き付け、ホチキスで固定していった。

 MEETSメンバーの富山大3年、薮内佳紀さん(20)は「山付けは初めてで、貴重な経験をさせてもらった。卵がちゃんとふ化して成長してくれたらいいと思う」と話した。

 山付けは7年目。これまでに生糸でシャツやドレスを製作しており、ことしの繭で何を作るかは今後話し合って決める。

 友咲会長は「広く多くの人に天蚕を知ってもらいたい。遊びに来る感覚で学べるところになったらいい」と話し、体験会や見学の受け入れも行っていく。

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