「お試しハウス」とする古民家

「お試しハウス」とする古民家

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飯山移住「お試しハウス」 空き家生かした活動スタート

信濃毎日新聞(2015年5月12日)

 飯山市のさまざまな業態の有志20人でつくる団体「い〜なかもっと」が市内の空き家、空き店舗を整備して、移住者を呼び込もうとする活動を始めた。空き家を移住希望者向けの「お試しハウス」としたり、市民がまちづくりを考える場を設けたりする計画だ。人口減少に歯止めがかからない中、外部との交流の機会を増やし、地域活性化につなげたいという。

 9、10日は会員とボランティアの延べ30人が参加し、お試しハウスに使う同市富倉の古民家の大掃除をした。会員所有の古民家は築約100年で、木造2階建て延べ約300平方メートル。2013年12月から空き家になっている。参加者は家具を処分するなどして、受け入れの準備を進めた。今後、階段に手すりを付けるなどして、夏ごろまでに整備を終える計画だ。

 団体は今年1月に発足。20人の会員は仏壇店経営者や土地家屋調査士、イラストレーターなど多岐にわたる。会長のフリーアナウンサー伊東ゆかりさん(49)は、市内には就職先が乏しく、地元に帰ることができない若者が少なくないと指摘。「若い人がいない地域には先がない。大人が10年、20年後を見据えて頑張らないといけない」と話す。

 2月末までに県外の約400人に田舎暮らしのアンケートを実施。現在集計中だが、田舎に住んでみたいと回答する人が多数いるといい、伊東さんは「こちらからのアプローチの仕方次第で興味を持ってくれる人はいる」と話す。

 6月ごろには会員の一人が寺や仏壇店が並ぶ同市愛宕町にカフェを開設する計画。「い〜なかもっと」はカフェの一角に拠点を置き、市民を交えた意見交換会や、各種セミナーなどを開き、市外の人と交流する場にしたいという。市中心部の空き店舗を借り、入居希望者を探す事業も進めていく。

 運営費は市の補助金やメンバーからの会費を見込む。活動に共感する会員も募る計画で、年会費は5千円を予定。今後ホームページを作り、活動を紹介するという。問い合わせは伊東さん(電話090・2629・2395)へ。

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