滑りを楽しむスノーボーダーら=1月12日、勝山市のスキージャム勝山

滑りを楽しむスノーボーダーら=1月12日、勝山市のスキージャム勝山

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奥越4スキー場今季まとめ 大雪もジャム勝山は伸び悩む

福井新聞(2015年5月13日)

 福井県奥越地方の4スキー場の2014~15年シーズンの入り込み客数がまとまった。積雪に恵まれて利用客を確保できた一方、大雪によるアクセスの悪化で伸び悩んだスキー場もあった。

 例年、最も集客が多いスキージャム勝山(勝山市)は24万6千人で昨シーズンと比べて1万人余り減少した。12月上旬から本格的な雪が降り「ここ数年では一番降った」と雪の量とゲレンデコンディションは十分だったものの、書き入れ時の正月や1、2月の週末が大雪に見舞われ、交通アクセスが悪かったため客足が伸びなかった。ただ、舞鶴若狭自動車道の全線開通で関西方面からのスキー客が増加傾向にあり、来シーズン以降に期待を寄せている。

 雁が原(同市)は若干伸びて5万人台に乗せた。「雪がしっかり降ってくれた」と連日の雪入れ作業も順調に行うことができ、営業日数も大幅に増えた。奥越で唯一ナイター営業もしており、夜は8700人が利用した。

 大野市の二つのスキー場も雪の量は十分だった。福井和泉は約2万9千人で、過去5年間で最高だった。名古屋発のバスツアーなど、注力してきた中京エリアへの営業活動が奏功。客層の構成比は中京圏が初めて50%を超えた。昨年のソチ五輪を機に人気を呼んだスノーボードのスロープスタイルは、今シーズンも若者を中心に楽しまれた。

 九頭竜は1万5千人で、昨シーズンから横ばいだった。期間中、雪の量を安定して確保。年末年始は降雪が多く市街地からの入り込み数が減ったが、1月中旬~2月下旬で盛り返した。県内で唯一のスノーボードのアルペン大会を昨年に続いて開いたほか、アルペンのプロを呼んで練習会を行い、県内外から参加者を集めた。

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