福井県小浜市から京都市までの鯖街道をたどる「第10回鯖街道体験ウオーキング」が9、10の両日、行われた。県内外から参加した約40人が無事踏破し、終点の京都市上京区の出町商店街で地元住民らから祝福を受けた。
小浜市内のウオーキング愛好家らでつくる実行委員会が主催。今年も小浜と京都を最短距離で結ぶ「針畑(はりはた)越え」ルートに挑戦した。
9日に小浜市のいづみ町商店街を出発し、滋賀県高島市の針畑峠を越え、同市のくつき温泉に宿泊した。10日は、京都市左京区の花脊(はなせ)峠まで歩き、バスで終点の出町商店街へ向かった。2日間で、全行程約70キロのほぼ半分にあたる約37キロを歩いた。
両日とも好天に恵まれ、参加者たちは若葉が生い茂る峠道や街道で軽快に歩を進めた。
出町商店街では歓迎セレモニーが開かれ、駆け付けた松崎晃治市長と上京区長らがくす玉を割り一行を祝福した。同街道の日本遺産認定を祝う幕を手に、商店街の通りを練り歩いた。