上田市真田町本原の御屋敷公園のツツジが見頃を迎えた。例年より1週間ほど早く満開に。12日は、市民らが写真撮影や花見を楽しんだ。17日には住民有志らによる「お屋敷つつじ祭り」がある。
公園敷地内にはヤマツツジなど約600株が並ぶ。来園者は、高さ2、3メートルほどの木々の間を歩きながら、ゆっくり花を眺めていた。友人2人と訪れた同市真田町長(おさ)の主婦、佐藤弘子さん(69)は「例年と比べて、今年は花数も多くて色付きがきれい」と話していた。
祭りは、真田町商工会本原支部の会員有志らでつくる「真田三代ヒストリープロジェクト」が2006年から開催。地元保存会による「三ツ頭獅子」の奉納や、信州上田おもてなし武将隊の演舞などがある。午前11時半からは先着300人に、そばすいとんと野菜が入った「幸村鍋」を振る舞う。当日は、同市真田町長の観光案内所「ゆきむら夢工房」駐車場から御屋敷公園までシャトルバスが運行される。