昨年9月の「西駒んボッカ」で西駒山荘前にゴールする参加者。奥左が石室

昨年9月の「西駒んボッカ」で西駒山荘前にゴールする参加者。奥左が石室

長野県 伊那路 祭り・催し

西駒山荘、愛されて100年 伊那で6月から記念行事

信濃毎日新聞(2015年5月15日)

 中央アルプス将棊頭(しょうぎがしら)山(2730メートル)直下に伊那市が所有する「西駒山荘」築100年の今年、山や街でさまざまな記念行事が開かれる。山荘は、小説「聖職の碑(いしぶみ)」で知られる1913(大正2)年の中ア駒ケ岳(2956メートル)遭難の2年後にできた石室(いしむろ)が原型。管理人の宮下拓也さん(38)=伊那市=は「100年の歴史とこれからの100年を見据え、新たな魅力を発見していただく企画になればいい」としている。

 市は山荘の老朽化に伴い昨年夏まで改築工事をしたが、石室は保存されている。記念行事は山荘や市創造館などを会場に6〜9月に予定する=表。

 石室にれんがを運ぶレース、昨年のレースで運んだれんがを石室に敷く催しのほか、大正2年の遭難の学校登山ルートをたどったり、宮下さんが杜氏(とうじ)を務める市内の酒蔵の酒を山荘で飲んだりする。企画展やシンポジウム、山荘や周辺を題材にした写真や絵などを募る「絵はがき素材コンテスト」もある。

 山荘を運営する第三セクター伊那市観光や市観光協会、市などが主催し、多くの関係者が携わる。宮下さんは「山小屋にいろいろな人が関わり、それぞれの思いを持っている。小屋が多くの方に愛されてきたんだなとあらためて思う」と話している。

 問い合わせは伊那市観光(電話0265・94・6001)へ。山荘は今季、7月11日〜10月12日に営業する予定。

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