■7町ごとに図案、武者絵も
小矢部市津沢地区で6月5、6の両日に行われる津沢夜高あんどん祭を盛り上げようと、市商工会女性部津沢支部は14日夜、土産品作りに取り組んだ。今年は2年ぶりの新商品として、大あんどんを出す7町内の法被や武者絵をデザインした缶バッジとマグネット計4種類を加えた。前夜祭の6月4日から売り出す。
女性部津沢支部は約10年前に祭りの土産品がないことから田楽行燈(あんどん)を作り始めた。少しずつ種類を増やし、現在は武者絵や法被コースター、拍子木など13種類を手掛ける。
今年は気軽に身に着けることができ、重宝する缶バッジとマグネットを作ることとし、作製機と千個分の材料を購入した。7町の法被には桜や波などそれぞれ違った図案が描かれ、法被をデザインした缶バッジとマグネットは7町分をコレクションして楽しめるよう、各5色ずつ用意した。
4月から毎週進めている武者絵の色塗りも行った。橋本静江さん(64)は「お客さんの顔を思い浮かべながら心を込めて塗っている」と話し、丁寧に筆を入れていた。
小松良江支部長(54)は「多くの人に喜んでもらい、津沢夜高あんどんのファンをもっと増やしたい」と話す。缶バッジは各100円、マグネットは各150円。前夜祭の6月4日と祭り期間の5、6日は会場のあんどん広場で売り、その後は津沢商工会館で扱う。問い合わせは同会館、電話0766(61)2356。