戦争で傷ついた子どもの心情を描いたちひろの作品が並ぶ特別企画展

戦争で傷ついた子どもの心情を描いたちひろの作品が並ぶ特別企画展

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反戦・平和の願い、絵筆に 松川村・安曇野ちひろ美術館

信濃毎日新聞(2015年5月16日)

 北安曇郡松川村の安曇野ちひろ美術館は15日、戦後70年に合わせた特別企画展を始めた。戦争の最中に青春時代を過ごした村ゆかりの絵本画家いわさきちひろ(1918〜74年)のほか、国内外の画家らが反戦や平和の願いを込めて描いた絵を中心に計約180点を並べた。

 展示は、ちひろの作品を集めた「ちひろ・非戦の誓い」、絵本12冊とともにその原画を並べた「戦争を描いた日本の絵本展」、館の所蔵品を紹介する「世界の絵本画家から未来を生きる子どもたちへ」の三つのテーマに分けた。

 ちひろ・非戦の誓いでは、戦争体験を基にちひろが最後に完成させた絵本「戦火のなかの子どもたち」の原画などが並ぶ。ベトナム戦争下の1970年代前半、都内の病院で入退院を繰り返しつつ、平和を願って描いた。

 絵の中の子どもは視線をそらしたり、暗い表情を浮かべたり。安曇野ちひろ美術館の宍倉恵美子主任学芸員は「戦争で傷ついた子どもの心情を描くことで反戦の願いを表している」と説明する。

 特別企画展は7月14日まで。午前9時〜午後5時。第2、4水曜日休み。入館料は大人800円、高校生以下無料。問い合わせは同館(電話0261・62・0772)へ。

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