大野城への登り口を示す矢印付きのプランターを設置した子どもたち=17日、大野市城町の柳廼社

大野城への登り口を示す矢印付きのプランターを設置した子どもたち=17日、大野市城町の柳廼社

福井県 勝山・大野

天空の大野城 花で誘導 住民、亀山麓にプランター

福井新聞(2015年5月18日)

 「天空の城」として注目を集める大野市の越前大野城へのルートを分かりやすくしようと、地元の住民たちが17日、城の立つ亀山麓の柳廼社(やなぎのやしろ)に登り口の方向を示すプランターを設置した。参道の両脇に計40個を並べ"花の道しるべ"を完成させた。

 亀山山頂にある大野城は、柳廼社境内を通って登るコースが主流。しかし登り口が神社の影にあり、案内板の場所も分かりにくいため、観光客から「どこから登ればいいのか」と聞かれることが増えているという。

 プランターの設置には、城町1区の住民らでつくる「ふもと会」の会員と、サッカーのスポーツ少年団「FCおおの」の児童の計約40人が参加。境内の清掃、マリーゴールドなど4種類の花の移植、道しるべになるプランターの外枠作りを手分けして行った。外枠は木材を組み立てて作り、大野城のイラストと矢印のシールを貼り付けた。

 住民たちは完成したプランターを参道にずらりと並べ、満足そうだった。FCおおのの吉崎総一郎君(下庄小6年)は「初めてネジを打つ作業をしてみて、楽しかった」と話していた。プランターの水やりなどは住民らが行う。

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