近代日韓の美術に焦点を当てる企画展=15日、新潟市中央区

近代日韓の美術に焦点を当てる企画展=15日、新潟市中央区

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日韓美術家の交流に光 きょうから万代島美術館で展覧会 新潟

新潟日報(2015年5月18日)


 20世紀前半における日本と韓国の美術に焦点を当てた展覧会「日韓近代美術家のまなざし-『朝鮮』で描く」が16日から始まるのを前に、会場の県立万代島美術館(新潟市中央区)で15日、報道機関向けの内覧会が開かれた。

 土田麦僊や藤島武二など当時の朝鮮半島の女性の姿などを描いた日本の作家や、李仁星(イインソン)など日本との交流があった作家の作品約200点を展示。最新の研究結果をふまえ、日韓の作家が交流した作品を紹介するコーナーもある。

 企画を担当する同美術館の主任学芸員高晟埈(コソンジュン)さん(40)は「当時の複雑な時代に、国境を超越しようとしていた作家たちの足跡を見てほしい」と話していた。

 同展は6月28日まで。一般1100円、大学・高校生900円、中学生以下無料。18日、6月1、15日休館。

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