初夏の風物詩ハマヒルガオが、福井市浜住町の鷹巣海水浴場で見ごろを迎えている。淡いピンク色の花が浜風に吹かれ、葉の"じゅうたん"の上でゆらゆらと揺れ、浜辺を散策する人たちの目を楽しませている。
ハマヒルガオはヒルガオ科の多年草で砂浜海岸に多く群生し、直径約5センチのラッパ状の花を咲かせる。丸い葉が特徴で茎が砂浜をはうように伸びる。
同海水浴場近くで民宿を営む西野幸信さん(81)によると、例年は5月に少しずつ花が咲き始めるが、今年は1週間ほど遅れ今が満開だという。西野さんは花を眺め「夏が近づいてきたと感じる」と話していた。