後藤素子さん(右)と高橋真由美さんが開いた花と布小物展=19日、新潟市江南区

後藤素子さん(右)と高橋真由美さんが開いた花と布小物展=19日、新潟市江南区

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福島と新潟心つなぐ 江南区で避難の2女性 花と布小物展 亀田縞を活用「恩返し」

新潟日報(2015年5月20日)


 東日本大震災の影響で福島県から避難している女性2人が、新潟市江南区鵜ノ子4のギャラリーカフェ悠で亀田特産の伝統織物「亀田縞(じま)」を使った「花と布小物展」を開いている。「お世話になっている新潟の特産品をPRすることで、恩返しをしたい」という思いを込め、織物と花を華やかに組み合わせた約80点を展示している。

 2人は、後藤素子さん(50)と高橋真由美さん(43)。それぞれ南相馬市小高区、郡山市から新潟市内に身を寄せている。

 後藤さんは、震災後に亀田地区に避難し、亀田縞と出合った。パッチワークが趣味だった後藤さんは、亀田縞で小物を作ってみたところ「針が通しやすく丈夫で使いやすい」と、とりこになった。

 亀田縞は、藍色やえんじ色などを基調にしま模様や無地を組み合わせた文様となっている。「花と合うのでは」と考えた後藤さんは、新潟市内で知り合った避難者でフラワーデザイナーの高橋さんに共同製作を提案し、作品展を開催することになった。

 会場には、亀田縞で表面を包んだ花瓶に、アートフラワーと呼ばれる造花を挿した作品や、亀田縞の敷物の上にコサージュを置いた作品などが並ぶ。高橋さんは「亀田縞は和風かつモダンな感じで、品が良く格も上がる」と語る。

 16日には、西区のオカリナグループ「フレンズ」のチャリティコンサートや、亀田縞の原料となる綿花の綿繰り体験会が開かれ、会場は大勢の人でにぎわった。後藤さんは「作品展が、亀田縞の魅力を幅広い年代の人に知ってもらうきっかけになってほしい」と願っている。23日まで。

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