信大経済学部の学生が提案したラベル(左、中央)の日本酒と、同じ酒の通常のラベル(右)

信大経済学部の学生が提案したラベル(左、中央)の日本酒と、同じ酒の通常のラベル(右)

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地酒振興へ、信大生ラベル考案 松本「グルメ博」出展へ

信濃毎日新聞(2015年5月22日)

 松本市の松本城公園で22日から4日間の日程で初めて開かれる「信州松本食と酒の博覧会2015ふるさとグルメ博」(実行委主催)に、信州大経済学部(松本市)の学生がブースを出展する。若者向けにデザインしたラベルを地酒に貼り、飲み比べを実施。見た目の親しみやすさで日本酒の新たなファンを掘り起こし、地元酒蔵の振興に一役買おうという試みだ。

 信大経済学部は、若者の日本酒離れに歯止めをかけるアイデアを学生が出し合うスピーチコンテストを2月に開催。この時、「ラベルをおしゃれにする」「銘柄を擬人化したキャラクターをPRに使う」とのアイデアを出した学生が所属する西山巨章(ひろあき)教授のゼミの有志16人が、提案を実行に移そうと出展を決めた。

 ラベルを替えて並べるのは、松本市の善哉(よいかな)酒造が造った純米吟醸酒。ハートマークを中央上部に大胆にあしらったラベル、アニメのキャラクターのような女の子を描いたラベルと通常のラベルの3種類を用意し、来場者に1回200円で3種類を試飲してもらう。デザインは信大教育学部(長野市)で美術教育を専攻する学生に依頼した。

 ブースでの有料試飲は期間中の午後1時半から(22日は除く)、同3時半から、同5時半から。同時に行うアンケートで評価の高いラベルを調べ、購入を促すきっかけになるかどうかを検証する。ゼミ生の1人で3年の豊田祥太さん(20)=松本市=は「購買意欲が高められるという結果が出れば、地元の酒造会社に採用を検討してほしい」と期待している。

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