乗鞍岳を望む会場で、観光客らがアルプホルン演奏などを楽しんだ「すもも祭り」

乗鞍岳を望む会場で、観光客らがアルプホルン演奏などを楽しんだ「すもも祭り」

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乗鞍高原「すもも祭り」にぎやかに 夏の観光シーズン幕開け

信濃毎日新聞(2015年5月25日)

 松本市安曇の乗鞍高原で24日、夏の観光シーズン幕開けを告げる恒例の「すもも祭り」があった。地元の観光関係者らが神事で夏山の安全を祈願。大勢の観光客らが訪れ、手打ちそばの振る舞いやアルプホルンの演奏を楽しんだ。

 のりくら観光協会(松本市)などでつくる実行委員会が主催。山菜の天ぷらを添えた手打ちそばが約500人分振る舞われ、松本蟻ケ崎高校(同)書道部のパフォーマンスや地元小中学生12人による太鼓演奏が祭りを盛り上げた。地元旅館のおかみによる踊りには観光客も加わり、にぎやかな雰囲気だった。

 乗鞍高原に戦国時代に植えられたと伝わるスモモの花は、例年より10日以上早い今月上旬に終わり、今はコナシなどが見頃だ。山頂に残雪を抱いた乗鞍岳(3026メートル)を望み、愛知県豊明市から訪れた帆山誠さん(82)、シゲさん(81)夫妻は「乗鞍は深い山だけれど、山麓の開けた感じが好き」と話していた。

 実行委の福島真・のりくら観光協会長(63)は「災害に見舞われることなく、観光客に自然の魅力を存分に楽しんでもらえるシーズンになればいい」と願っていた。

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