美しい海岸線を疾走する「若狭路センチュリーライド2015」の参加者=24日、福井県美浜町坂尻

美しい海岸線を疾走する「若狭路センチュリーライド2015」の参加者=24日、福井県美浜町坂尻

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北陸新幹線&自転車の旅もいいね! 若狭路センチュリーライド

福井新聞(2015年5月25日)

 福井県嶺南地方一帯の自然、文化、食を楽しむサイクリングイベント「若狭路センチュリーライド2015」(福井新聞社後援)が24日、若狭町役場三方庁舎を発着点とするコースで開かれた。37都道府県から過去最多の約1200人が参加。初夏のさわやかな風を浴びながら、美しい湖や海岸線、山を駆け抜けた。

 嶺南の魅力を発信しようと、民間団体「若狭路活性化研究所」が主催。4回目の今年はロング(160キロ)、ミドル(120キロ)、ハーフ(80キロ)の3コースを設定した。

 三方五湖を望むレインボーラインや水晶浜(美浜町)、敦賀半島を横断する道路などが基本コースで、ミドルではさらに熊川宿(若狭町)、ロングでは小浜市にまで足を延ばした。

 この日は澄み渡った青空が広がり、絶好のサイクリング日和。参加者は時折息を切らしながらレインボーラインの坂道を登ったり、雄大な景色を楽しんだり、心地よい汗を流していた。若狭湾の透き通った海の色に驚く参加者もいた。

 給水・給食場ではへしこ茶漬けやくずまんじゅう、ゴール地点では地元産のふぐ汁やウニ、サザエのつぼ焼きなどが振る舞われた。

 初めて参加した山下秀人さん(54)=三重県=は「走ってとても気持ちよかっただけでなく、食べ物も人の温かさも福井は最高だった。来年も参加したい」と満足そうだった。

 前日イベントもあり、地元10店舗による商品PRのコンテストが行われた。参加者の7割を占める県外客に嶺南の魅力をアピールした。

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