安曇野市の姉妹都市、オーストリア・クラムザッハからの訪問団が26日、松本市の松本城を訪れ、現地で活動する音楽団5人がチロル民族音楽を演奏し、ほかのメンバーが音楽に合わせて歌った。
安曇野市内で25日に開いた訪問団の歓迎会で演奏を聴いた日墺協会松本の上條香月(こうげつ)会長(松本市旭)が「見学だけよりも思い出に残ると思う」と松本城での演奏を提案した。
音楽団は松本城の本丸庭園でトランペットやアコーディオンを使ってチロル民族音楽を2曲演奏。テンポの良い陽気な曲に、足を止め手拍子する観光客もいた。その後ほかの訪問団メンバーが加わり、合唱した。上條さんは「また来たいと言ってもらえてうれしかった」と笑顔で話した。
訪問団は23日、安曇野市役所の新庁舎の開庁記念イベントに参加し、その後、中信地区の博物館や工場を見学した。