豊かな自然に囲まれた朝日町ふるさと移住交流体験施設「さゝ郷 ほたる交流館」=朝日町笹川

豊かな自然に囲まれた朝日町ふるさと移住交流体験施設「さゝ郷 ほたる交流館」=朝日町笹川

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田舎暮らししてみて 古民家改修の交流館完成

北日本新聞(2015年5月27日)

 朝日町ふるさと移住交流体験施設「さゝ郷(ごう) ほたる交流館」の竣工(しゅんこう)式が26日、同町笹川の現地で開かれ、関係者約100人が完成を祝った。町が古民家を改修し、田舎暮らしが体験できるようにした施設で、少子化や人口減少が進む中で定住促進を図る。

 笹川地区は山あいにあり、住民たちは特産品開発や盆踊りの復活などに取り組み、海外からの移住者もいる。県は2013年に定住や半定住者の受け入れに意欲のある地域として、モデル地区の一つに選定している。

 施設は1943年築の空き家を国と県の補助を受けて改修。指定管理者は地元の笹川自治振興会(小林茂和会長)で、利用者が地区の風土や文化、住民たちと触れ合うことで定住や地域活性化につなげる。木造2階建て283平方メートルで、いろりのある部屋や和室5室、洋室1室、居間、台所、風呂などを設けた。総事業費は6368万円。

 式では、笹原町長が「町は少子高齢化が県内で一番厳しいが、魅力を発信し、元気よく頑張っていきたい」とあいさつ。石井知事や鹿熊正一県議らが祝辞を述べた。看板の除幕や植樹を行った後、参加者が施設内を見学。知事が地区に移住した住民と歓談した。

 施設使用料は1泊が一般千円、小中学生500円。日帰りの使用もできる。問い合わせは同施設、電話0765(82)2870。

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