県観光部は、東京・銀座に昨年１０月設置した県の情報発信拠点「銀座ＮＡＧＡＮＯ」の利用促進に向けたガイドブック＝写真＝を作り、都内を中心に配布を始めた。銀座ＮＡＧＡＮＯで取り扱う農産加工品や伝統工芸品など４４６点を購入できる通販ガイドも掲載し、県産品の売り上げ拡大を目指す。

　ガイドブックはＡ５判・オールカラーで１１２ページ。アンテナショップや観光案内所、移住相談コーナーなどを備えた銀座ＮＡＧＡＮＯのフロアガイドを掲載し、全県を６エリアに分けて各地の風土や観光名所を案内している。

　通販ガイドは、商品を「信州のお酒」「畜産・水産加工品」「スイーツ・乳製品」「伝統工芸品・匠（たくみ）のクラフト」など計七つのカテゴリーで紹介。県内２３４社が出品し、客が巻末の注文書をファクスすると、出品者が商品を届ける。価格は郵送料を含む。

　計２万部印刷し、銀座ＮＡＧＡＮＯのほか物産展などのイベントでも配布。県観光部の担当者は「銀座ＮＡＧＡＮＯのＰＲや県産品の振興につなげたい」としている。