悪七兵衛景清の顔をかたどった「大鹿歌舞伎キャンディー」

悪七兵衛景清の顔をかたどった「大鹿歌舞伎キャンディー」

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大鹿歌舞伎キャンディー 「食べて感激、見て観劇」

信濃毎日新聞(2015年5月30日)

 大鹿村に約300年前から伝わる大鹿歌舞伎の主人公の顔をかたどった「大鹿歌舞伎キャンディー」が、村観光案内所「ビガーハウス」で販売されている。村出身の若者有志がつくる地域おこし団体「Ha(は)le(れ)!」が開発し、今春の同村での歌舞伎の定期公演では千個以上売れた。春と秋の定期公演時以外にも大鹿歌舞伎をPRできるグッズ―と期待が膨らんでいる。

 あめは直径約2・5センチ。大鹿村だけに伝わる「六千両後日文章重忠館(ろくせんりょうごじつのぶんしょうしげただやかた)の段」に登場する主人公「悪七兵衛景清(あくしちびょうえかげきよ)」の隈(くま)取メークのりりしい表情を円形の白地のあめにあしらった。輪郭は黒、緑、オレンジの定式幕の模様で縁取った。

 歌舞伎を見に来た観客が気軽に買えて、帰ってから配れるお土産を―と考案し、昨年から販売している。春と秋の定期公演ごとに味を変えており、昨春はブルーベリー、昨秋はリンゴ、今春は塩味。同団体副会長の斎藤絵美理さん(29)は「食べて感激、見て観劇の歌舞伎キャンディー。村の定番のお土産になればうれしい」と話している。

 5個入り200円(税込み)。3個入り150円(同)。問い合わせは村観光協会(電話0265・39・2929)へ。

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