加賀市山代温泉の山代温泉菖蒲湯(しょうぶゆ)まつりは4日、同所で幕を開けた。地元若衆が菖蒲みこしを担いで勇壮に引き回し、擦り切れた俵からショウブが散らばると、爽やかな香りが湯の街に広がった。若衆がみこしを古総湯の湯船に投げ込み、まつりの熱気は最高潮に達した。
山代温泉の守護寺である真言宗薬王院温泉寺で祈願祭が営まれた後、地元青年団「山代倶楽部(くらぶ)」のメンバーが、ショウブを詰めた俵を乗せたみこしを担いで出発した。若衆は「わっしょい、わっしょい」と声を張り上げてみこしを引きずり回し、古総湯に運んだ。