鮮やかな新緑が映える平家平のブナ林=5日、大野市巣原

鮮やかな新緑が映える平家平のブナ林=5日、大野市巣原

福井県 勝山・大野

ブナ1万本 一面新緑 大野・平家平

福井新聞(2015年6月6日)

 大野市巣原の平家平で、約1万本の天然のブナ林が鮮やかな新緑に包まれている。天に向かって伸びる木々が初夏の風にそよぎ、登山者たちに癒やしを与えている。

 平家平は同市の南に位置する、標高約600~1200メートルの森林地帯。平家の落人がかつて集落を築いたとされる。登山口案内板から歩いて1時間ほど登ると、長い年月をかけて形成された約40ヘクタールのブナ林が現れる。高さ約15メートルの木々がなだらかな斜面に林立し、地面にはオウレンやササが広がり、見渡す限り緑色に覆われている。

 5日は、木の葉が風でさわさわと音をたて、一帯は爽やかな空気に満ちていた。訪れた大野市の20代女性は深呼吸し、「リフレッシュできました」とほほ笑んでいた。

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