赤岳山頂の開山祭に参加し、夏山の安全を祈願する登山者たち=7日午後0時20分、赤岳

赤岳山頂の開山祭に参加し、夏山の安全を祈願する登山者たち=7日午後0時20分、赤岳

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夏山幕開け祝い、安全祈る 八ケ岳と北アルプス

信濃毎日新聞(2015年6月8日)

 夏山シーズンの到来を告げる開山祭が7日、県内の八ケ岳連峰や北アルプスで開かれ、登山者たちがシーズンの幕開けを祝い、安全を祈った。

 八ケ岳連峰の主峰赤岳(2899メートル)山頂には400人以上の登山者が詰め掛けた。登山者の代表らが玉串をささげ、遭難者の冥福を祈って全員で黙とう。山頂は霧に覆われ眺望は楽しめなかったが、全員で「雪山讃歌」を歌い、雰囲気を盛り上げた。

 残雪は樹林帯を通る登山道の一部に残っている程度で、山頂には子どもたちの姿も目立った。父親と2人で登った諏訪清陵高付属中1年宮坂新吾君(12)=諏訪郡下諏訪町=は「人が多くてわくわくした」と話した。

 八ケ岳連峰では、2月に学習院大山岳部の2人が阿弥陀岳(2805メートル)で死亡するなど冬山の遭難が目立った。茅野山岳会の会長小池清紀さん(71)=諏訪市=は「事故のないシーズンであってほしい」と願っていた。

 この日は北横岳(2480メートル)、阿弥陀岳の各山頂でも開山祭があった。

 日本三大雪渓の一つ、北ア針ノ木岳(2821メートル)の針ノ木雪渓では第58回針ノ木岳慎太郎祭が開かれた。登山者たちは、国内初の登山案内人組合をつくった百瀬慎太郎(1892~1949年)の功績をたたえ、安全を祈願。針ノ木峠への記念登山や周辺での自然観察を楽しんだ。

 北安曇郡松川村のパート従業員野村真奈美さん(29)は「空気が冷たくて気持ちがいい」。家族で来た大町市大町西小6年の仁科真清君(11)は「展望台からの景色が楽しみ」と、元気良く針ノ木峠に向かった。

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