JR小海線の全線開通80周年事業実行委員会は、今年11月の開通80周年をPRするポスターを作った。鮮やかな虹がかかった小海線沿線の写真をバックに「どうだい新幹線」と書かれたキャッチコピーが目を引く。
ポスターはB1判で、300枚刷った。沿線の市町村や駅などで張り出される。実行委はJR小海線沿線の市町村などでつくる同線沿線地域活性化協議会内で構成。同協議会事務局の南牧村は「3月に北陸新幹線が金沢まで延伸したが、小海線は80年も頑張っているぞ、という思いをポスターに込めた」とする。
写真を撮影したのは、佐久市中込でカメラ店を営む高橋修悦さん(57)。高橋さんは昨年10月、台風が過ぎ去った翌日に撮影したという。その日は各地で虹が出ており、同市の太田部―龍岡城駅間で、列車と共に虹をとらえた。「地元にとってはやはり新幹線より小海線。最近は昔の色の車両も走っているから、余計に愛着が湧く」と話していた。