色とりどりのバラと、日本海や三方五湖の絶景が楽しめるレインボーラインの梅丈岳山頂公園=8日 オブジェのように剪定されたサツキも見頃

色とりどりのバラと、日本海や三方五湖の絶景が楽しめるレインボーラインの梅丈岳山頂公園=8日 オブジェのように剪定されたサツキも見頃

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三方五湖と花が競演 レインボーライン山頂公園

福井新聞(2015年6月9日)

 福井県の美浜、若狭両町にまたがる三方五湖有料道路「レインボーライン」の梅丈岳山頂公園で、約110種類に及ぶ色とりどりのバラと、ドーム型のオブジェのように剪定(せんてい)されたサツキの花が見頃を迎えている。三方五湖や日本海を一望できる眺めとともに、県内外から訪れる観光客を楽しませている。

 同公園のバラ園は、天候が崩れがちな6月にも観光客に楽しんでもらおうと1994年に開設。三方五湖それぞれの名前を付けた五つの花壇があり、計約280平方メートルの広さに約110種類600株のバラが栽培されている。今年は先月下旬から咲き始めた。

 メーンの花壇「水月」はボリュームのある花が特徴のフランスのバラを集めている。深紅の花びらが美しい「オマージュアバルバラ」や、珍しい青みがかった「マミーブルー」など色とりどり。ふんわりと花を開いたり、直径15センチほどまで大きく花びらを広げたりと咲き誇っている。

 バラ園のそばには、サツキも約210本植栽。直径2メートルほどのドーム型に剪定されており、一つ一つの花が密集して咲く様子は、まるで巨大なピンク色のキノコ。京都市から訪れた女性4人組は「カラフルな花も日本海と湖の景色もきれい」と笑顔で、盛んに記念撮影していた。

 公園を管理する第三セクター・レインボーラインによると、バラは今月いっぱい、サツキは今月中旬までが見頃。バラの花は来月には剪定し秋の開花に備える。

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