福井県越前市中山町の観光農園「どんぐり山」でこのほど、サクランボ狩りの営業が始まった。県内外から来園者が相次ぎ、食べ頃を迎えたサクランボに舌鼓を打っている。
同園で栽培するのは、酸味があり軟らかい香夏錦(こうかにしき)、甘くしっかりした果肉の佐藤錦、甘く軟らかい正光(せいこう)錦の3品種。岩倉満代表によると、ことしは花をつける4月下旬は気温が低かったが5月は好天に恵まれたため、例年より果実の数は少ないが大きく実ったという。
9日は同市安養寺町の安養寺こども園の5、6歳児9人が来園。あちこちで赤い実が鈴なりになっている様子に歓声を上げ、次々と手を伸ばしていた。
上野孝太朗君(5)は「大きくて甘かった」とにっこり。田中翼冴(つばさ)君(5)は「こんなにサクランボを食べたのは初めて。また来たい」と話していた。
受け付けは午前9時~午後4時。6月下旬まで毎日開園する。入園料は、20分で小学生以上2千円、3歳以上千円、2歳以下無料。22日以降は開園状況を事前に確認した方がよい。
問い合わせはどんぐり山=電話0778(28)1288。