アユの体長や体重を測定する漁協職員=富山市婦中町塚原

アユの体長や体重を測定する漁協職員=富山市婦中町塚原

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アユ漁解禁前に成育調査 神通川

北日本新聞(2015年6月10日)

 アユ漁解禁を前に富山漁協(藤田信弥組合長)は9日、富山市の神通川でアユの成育調査を行った。平均体長は13・8センチ(昨年14・7センチ)、平均体重は24グラム(同31・3グラム)と昨年に比べて小さかったものの、現在の調査方法になった2003年以降でみると平均的な大きさだった。

 同漁協役員や職員、日本釣振興会県支部メンバーが参加。大勢の釣り愛好家が見守る中、遡上(そじょう)してきたアユを友釣りと投網で捕らえ、神通川緑地公園(同市婦中町塚原)で体長と体重を計測した。

 この日の水温は平年より低い15・7度。釣果は友釣り11匹、投網89匹だった。同漁協によると、天然アユの遡上が遅れている上、量的にも少なく生息密度に左右される友釣りの釣果が少なかった。例年の調査では天然アユが7割以上を占めるが、今回は放流アユが6割を占めた。同漁協は「5月中旬まで雪解け水が非常に多く水温が低めだったが、以降は安定している」と今後の成育に期待を込めた。

 神通川のアユ漁解禁は釣り漁が16日午前5時、網漁が22日正午となっている。

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