公演のポスターを手に来場を呼び掛ける原田さん

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「命」発信、音楽パフォーマンス 松本で13日オルガン劇場

信濃毎日新聞(2015年6月10日)

 松本市のザ・ハーモニーホール(市音楽文化ホール)は13日、専属オルガニスト原田靖子さん(安曇野市)らによる親子向けの音楽パフォーマンス「るるる・られる」を上演する。「こどもオルガン劇場」と銘打つ第1弾。東日本大震災、東京電力福島第1原発事故後、原田さんらが命の素晴らしさを伝えようと作ったオリジナル作品だ。

 原田さんのほか、ともに知人のダンサー新井英夫さん(東京)、イラストレーター大鹿智子さん(同)ら6人が出演する。震災後の暗い話題が多かった2012年、未来の世代に対して何ができるのか―を、6人がそれぞれ自身に問いながら共同制作した。同年に埼玉県で初演した。

 原田さんはホール備え付けの大型パイプオルガンと、小型パイプオルガンを演奏する。芝居やダンス、語り、紙を使った造形美術のパフォーマンスなどが、オルガン演奏を通じて結び付き、命のつながりや他者との関わりを表現する。

 3歳以上が入場可能。原田さんは今後も、子どもが楽しめるオルガン公演を継続的に開いていく考えだ。「子どもや子育て中の母親、普段音楽やアートに触れる機会の少ない父親にも見てほしい」と話している。

 午後2時開演。一般2千円、中学・高校・大学生千円、小学生以下500円。問い合わせは同ホール(電話0263・47・2004)へ。

 公演に合わせ、ホール隣の公園で13日午前9時半〜午後0時半、市民団体フリマネット信州(松本市)がフリーマーケットを開く。出店者を募集中。公演のチケット購入者は、出店料が100円に割引される。問い合わせは代表の立石恵子さん(電話090・9664・5510)へ。

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