作品の展示場所を確認する実行委員会のメンバーら=旧宮城家

作品の展示場所を確認する実行委員会のメンバーら=旧宮城家

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岩瀬地区で9月「アートフェア富山」初開催

北日本新聞(2015年6月11日)

 若手作家の才能を売り出すコンペ形式の展覧会「アートフェア富山」の実行委員会が10日、富山市岩瀬町の桝田酒造店で開かれ、今回から会場を岩瀬地区の目抜き通り、岩瀬大町・新川町通り周辺に移し、伝統的な建物を生かしたアートイベントに衣替えすることを決めた。会期は例年の3日間から、9月1~6日の6日間に延長する。

 若手作家が世界に飛び出す足掛かりにしてもらおうと、2012年から毎年開催している。平面・立体とガラスの2部門があり、上位入賞者は翌年に東京で開かれる美術見本市「アートフェア東京」に出品できる。

 岩瀬地区は多くの若手作家が工房やギャラリーを構え、創作活動が活発なことから、会場をこれまでの市民プラザから移すことにした。会期中は「岩瀬五大家」の一つとされた旧宮城家や、作家のギャラリーなどに出品作を飾る。実行委のメンバーはこの日、アートフェアに協賛する桝田酒造店の桝田隆一郎社長と共に岩瀬地区を巡り、作品の展示場所を確認した。

 実行委員長を務める富山美術青年会の前理事長で、「GALLERY KUGO」代表の久郷幸史さんは「会期はおわらの時期で全国からたくさんの人が訪れる。才能をアピールしてほしい」と語る。

 作品の応募は7月1日まで受け付ける。エントリー料は5千円。問い合わせは同実行委事務局、電話090(5174)4578。

 富山美術青年会と富山市ガラス工芸センター、北日本放送、北日本新聞社でつくる実行委員会が主催。

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