オープンに向けた準備が進む大原山菜園=魚沼市

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魚沼・大白川 こつこつ10年、山菜すくすく 住民整備の採取地14日開業

新潟日報(2015年6月12日)

 魚沼市大白川の守門岳登山口近くに14日、地元住民らが10年以上かけて肥料をまくなど整備してきた「大原山菜園」がオープンする。運営する大白川生産森林組合は「整備した成果が出て、ことしはワラビの生育がいい。多くの人に魚沼の自然を堪能してほしい」と期待している。

 山菜園は、かつての放牧地や雪消え後の大原スキー場を活用。敷地は東京ドーム2・9個分の13・5ヘクタールある。遊休地に観光施設をつくり雇用増など地域おこしにつなげようと、魚沼市から委託を受けた組合が整備した。

 組合は施肥などをして山菜が育ちやすい環境を整えてきた。これまではツアー客などを限定的に受け入れてきたが、山菜の量が増えたため、ことしから山菜園として一般開放することにした。2時間取り放題で、ワラビを中心にウドなども採れる。営業は7月中旬までの予定。

 オープンを前に地元住民は、のぼりや山菜が採れる場所の地図を記した看板を立てるなど、準備を進めている。山菜園の佐藤英里さんは「ことし訪れたツアー客は2時間で20キロ近く取った人もいる。雪が深い場所なので、ワラビはあくが少なく柔らかくておいしい」と魅力を語った。

 開園するのは毎週水曜、日曜日の午前9~11時。大人2千円、小学生以下無料。問い合わせは入広瀬山菜組合、025(796)2534。

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