蛍の名所として知られる上伊那郡辰野町松尾峡の「ほたる童謡公園」で、ゲンジボタルが飛び交い始めた。12日は星空の下、訪れた人たちが幻想的な光の舞いを楽しんだ。同日夜はやや肌寒く、町によると、蛍の発生目撃数は939匹。今季は約3万匹の発生を見込み、ピークは天候にもよるが、13〜21日に松尾峡周辺で開く「信州辰野ほたる祭り」の終盤まで続きそうだ。
午後7時半ごろに蛍が光り始め、家族連れやカップルなどから「あ、光った」「いるいる」と声が上がった。
入園には保護育成協力金として、1人500円(中学生以下無料)が必要。祭りでは、13日に蛍が入った蚊帳を山車に載せて子どもが引き歩く「ほたるのお宿うつし」、20日には「たつのピッカリ踊り」などの催しが予定されている。