雨滴を浴びて彩りを増すメコノプシスの花=12日午後1時すぎ、大鹿村

雨滴を浴びて彩りを増すメコノプシスの花=12日午後1時すぎ、大鹿村

長野県 伊那路 花・紅葉

「青いケシ」ぬれて鮮やか 大鹿・大池高原で見頃

信濃毎日新聞(2015年6月13日)

 下伊那郡大鹿村鹿塩の大池高原にある中村農園で、「ヒマラヤの青いケシ」と呼ばれるメコノプシスが見頃を迎えている。午後になって青空が広がった12日は多くの観光客が訪れ、昼ごろまで降った雨にぬれて彩りを増した青い花を楽しんでいた。

 園主の中村元夫さん(72)によると、メコノプシスは標高約1500メートルにある農園内の約20アールに5千株ほどが植わり、今年は例年より1週間ほど早い5月下旬に開花。当初は気温が高い日が続いたため、花は赤みを帯びた色になってしまったという。

 中村さんは「ここ1週間ほど、例年並みの肌寒い気温になったので、今は本来の澄んだ青色の花になりました」。埼玉県狭山市の関川静枝さん(71)は「表現しようのない美しい色。花を引き立てている雨滴もすてき」と高原の風に揺れる花を眺めていた。

 メコノプシスは来月中旬ごろまで楽しめそうという。入園料は高校生以上500円。

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