えちごトキめき鉄道の通常の運行の他に貸し切り列車としても使われる車両=13日、上越市有間川

えちごトキめき鉄道の通常の運行の他に貸し切り列車としても使われる車両=13日、上越市有間川

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北陸新幹線と同時開業トキめき鉄道 貸し切り列車"快走" 町内会など 地元利用が好調

新潟日報(2015年6月15日)

 北陸新幹線と同時に開業したえちごトキめき鉄道(上越市)が運行する貸し切り列車が好調だ。13日現在で、予約は10月まで計13件入っている。主に町内会や会社の懇親会に使われているという。担当者は「思っていた以上に反応がいい。鉄道の楽しみ方の一つとして地域に根付かせたい」と意気込んでいる。

 貸し切り列車は1両編成で定員40人。ボックス席にテーブルを設置して、飲食もできる。糸魚川-直江津-妙高高原の範囲で、通常ダイヤの合間を縫う形で運行する。料金は直江津-糸魚川間の場合、片道往復ともに6万5千円。40人で貸し切れば、1人1625円で済む。

 トキめき鉄道によると、貸し切り列車は4月に始まり、4回運行した。6月は14日から3件、7月5件、8月3件、9月1件、10月1件の予約が入っている。

 14日は上越市の北本町一丁目壮年会が24人で貸し切る。午前9時23分に直江津を出発し、36分後に糸魚川に到着する予定。約5時間、市内観光した後、直江津に戻る。

 会長の富坂康平さん(67)は「トキめき鉄道を応援する気持ちも込めて申し込んだ。周囲を気にせず、大人も子どもも楽しめそう」と話す。

 トキめき鉄道は来春、誘客の柱としてリゾート列車を導入する。車内で地酒や料理を出す方向で準備を進める。黒崎直史・営業担当課長は「貸し切り列車の運行を通じて、もてなし方や運行方法のノウハウを蓄積し、リゾート列車導入に備えたい」と話している。

 問い合わせはトキめき鉄道販売課、025(546)5521。

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