弥栄節に合わせて踊る子どもたち=高岡市金屋町

弥栄節に合わせて踊る子どもたち=高岡市金屋町

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御印祭へ町流しの踊り練習 高岡・金屋町

北日本新聞(2015年6月16日)

 19、20の両日に高岡市金屋町一帯で開かれる「御印(ごいん)祭」に向け、19日の前夜祭で披露される踊りの町流しの練習が同町で始まった。児童や園児らが「エンヤシャ、ヤッシャイ」と元気な掛け声を響かせ、本番へ気持ちを高めた。北日本新聞社共催。

 町流しは有礒正(ありそしょう)八幡宮(高岡市横田町)を出発し、2012年に国の重要伝統的建造物群保存地区に選定された金屋町の石畳通りを歩くコースで行う。近隣地区の園児と小、中、高校生、学生、民謡団体メンバー、金屋町の婦人会や青年協議会メンバーら約1100人が、鋳物作業歌の弥栄節(やがえふ)に合わせて練り歩く。

 練習初日は金屋町公民館横の駐車場に園児から中学生まで約30人が集まり、弥栄節保存会の串田達哉さん(40)らの指導を受けた。男の子は竹の棒、女の子は手拭いを持って踊った。昨年に続いて参加する山田祐也君(下関小学校4年)は「一生懸命踊り、見た人に気持ちが伝わればうれしい」と話した。

 御印祭は高岡鋳物発祥の地・金屋町の礎を築いた加賀藩2代藩主前田利長をしのぶ祭り。命日の6月20日(旧暦5月20日)に合わせて毎年開かれている。19日に町流しや奉納踊り、本祭の20日に奉納踊りや子供町流しがある。

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