「しなの追分馬子唄道中」の行列が練り歩く旧中山道追分宿=軽井沢町追分

「しなの追分馬子唄道中」の行列が練り歩く旧中山道追分宿=軽井沢町追分

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大槌の虎舞、軽井沢で披露へ 「馬子唄道中」で伝統芸能交流

信濃毎日新聞(2015年6月18日)

 軽井沢町追分で毎年7月に開く催し「しなの追分馬子唄道中」が今年、30回目の節目を迎え、岩手県大槌町に伝わる虎舞(とらまい)が初めて参加する。軽井沢町は、東日本大震災後のボランティア派遣などで縁がある大槌町を継続的に支援しており、子どもたちをはじめ住民の交流もある。馬子唄道中の関係者は、伝統芸能を通じた交流の深まりに期待している。

 しなの追分馬子唄道中は、地元追分区の有志らでつくる実行委員会が主催し、今年は7月26日に行う。「追分節保存会」の会員が馬子唄を歌い、江戸時代の武士や町娘、行商人などの格好をした人々が列をなして旧中山道追分宿を練り歩く。

 大槌町から参加するのは、同町向川原(むかいがわら)地区(現・末広町)に伝わる虎舞の伝承団体「向川原虎舞風虎(ふうこ)会」。会長の中村義則さん(34)=大槌町大槌=によると、向川原虎舞は1948(昭和23)年に地元青年会の活動として始まり、受け継がれている。太鼓や笛、かねの音、掛け声などに合わせ、踊り手が虎頭を付けた黄色の幕に入って踊る。大槌町を訪問している軽井沢町社会福祉協議会の職員らが虎舞を知ったことをきっかけに参加が実現した。今回の交流は、社協が受託している軽井沢町の復興支援事業の一環で行う。

 当日は午前9時に催しが始まる。虎舞は、行列が同11時に追分宿にある浅間神社を出発する前、催しの無事を祈願して披露される予定だ。

 中村さんは「震災発生後、軽井沢には大きな支援をいただいた。自分たちができるのは虎舞を通じて元気な姿をアピールすること。恩返しの気持ちを踊りに込めたい」、しなの追分馬子唄道中実行委員長の荻原里一さん(69)=軽井沢町追分=は「将来に向けて、若い人たちのつながりも築けるといい」とそれぞれ話している。

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