戸隠山の登山道入り口で行われた安全祈願祭

戸隠山の登山道入り口で行われた安全祈願祭

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戸隠神社奥社で登山の安全祈る 戸隠山シーズン幕開け

信濃毎日新聞(2015年6月20日)

 長野市の戸隠神社奥社で19日、戸隠山の山開きと安全祈願祭があった。戸隠地区では3月、上信越高原国立公園から分離した「妙高戸隠連山国立公園」が誕生。関係者は、地域が注目され、登山者が増加するとみており、シーズン中の無事を祈った。

 関係者約30人が出席し、神主が奥社社殿と登山道入り口の2カ所でおはらいをした後、登山道入り口に取り付けられたしめ縄をテープカット。山岳救助隊による「登り初め」もあり、隊員が登山道の途中まで登ってシーズンの幕開けを祝った。

 戸隠地区山岳遭難防止対策協会によると、昨年の遭難件数は5件で、重大な事故はなかった。同遭対協は16日、登山道を実際に登って確かめ、「その日の状況を調べてから登るといった心構えをしてほしい」と呼び掛けている。

 戸隠観光協会の極意(ごくい)憲雄会長(68)は「今年は妙高戸隠連山国立公園が誕生し、地域に注目が集まっている。登山客も増えると見込まれるので、安全を呼び掛けていきたい」と話していた。

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