長野県 伊那路 花・紅葉

涼風に揺れるソバの花 下條村内の畑で見頃

信濃毎日新聞(2015年6月24日)

 下伊那郡下條村で特産のソバの花が見頃を迎えている。23日は日中、青空が広がり、村内に点在するソバ畑で咲くかれんな白い花がさわやかな風に揺れていた=写真。

 「下條村そば栽培生産者組合」の下田六馬組合長(70)によると、今年は種をまく4月下旬から5月上旬にかけて雨が少なく成長が遅れがちだったものもあった。しかし、その後は順調に回復し、品質の良いソバが期待できるという。

 遊休農地などの活用策として、村でソバ栽培に取り組み始めたのは1995年。今では、栽培面積が夏と秋に収穫するソバ畑合わせて約50ヘクタールに増え、60戸ほどが携わる。

 昨年は天候不順で収量が減ってしまったいう下田さんは「これからソバが実る時季に倒れてしまうと収量が減ってしまうので、台風や強い風が気になります」と話した。

 夏ソバは7月下旬から8月上旬にかけて収穫する。花はあと1週間ほど楽しめそうだという。

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