福井県の福井市美術館で開かれている「アメリカン・ポップアート展～１９６０年代からのアメリカ」に合わせ、６０年代以降に米国で流行したポップスのライブが２７日、同美術館で開かれた。

　音楽で同展を盛り上げようと実行委が企画。ギター・ボーカルの山田秀樹さん（５０）＝坂井市、ベースの小澤宣明（のぶあき）さん（４９）＝福井市、ドラムの上坂朋佑さん（２４）＝越前市＝によるバンド「ＹＯＬＯＳ（ヨウローズ）」が午前と午後に出演した。

　午前のライブでは「古き良きアメリカを思い出して」と呼び掛け、ジョン・デンバー「カントリーロード」や、クリーデンス・クリアウオーター・リバイバル「雨を見たかい」など米国のポップス６曲を演奏。約５０人の観客に手拍子を促して会場一体で盛り上がる場面もあった。

　家族旅行で訪れた大阪市の山崎悠樹さん（３２）は「生演奏を聴く機会はあまりない。知っている曲がいくつかあって楽しかったし、子どももリズムに乗っていた」と満喫していた。

　同展は７月１２日までで、２８日午前１１時から午後４時まで、顔にペイントを施す「フェース・ペイント体験」が行われる。