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黒木御所周辺の石碑 わかりやすく解説

新潟日報(2015年6月28日)

 佐渡市の泉、平清水両地区の住民でつくる「平泉文化財保存会」は、順徳上皇の行在所だった黒木御所跡周辺に立つ石碑を解説したしたガイドブックを千部作成し、今月関係者に配布した。住民からは「地元の遺跡のことがよく分かった」などと好評だ。

 泉、平清水には黒木御所をはじめ、世阿弥の配所だった正法寺、国の重要文化財北条家住宅など多くの遺跡や文化財がある。黒木御所跡は江戸時代以降、多くの歌人や俳人が訪問。順徳上皇の非運や歴史の重みなどを詠み、周辺には碑として残っている。

 保存会は1972年に発足し、清掃や看板の設置、啓発活動などを続けている。昨夏から有志が編集委員会をつくり、訪問者の多い黒木御所跡と隣接する文学公園の石碑についてガイドブックの編集を始めた。

 昭和天皇の行啓記念碑や相馬御風、斎藤茂吉、与謝野鉄幹らの歌碑など13の石碑を選び、すべての碑文や作者の紹介、経緯をまとめた。郷土史を調べ直したり、写真を何度も撮り直したりするなど苦労もあったという。

 保存会の畠山茂樹会長(71)は「平泉地区には佐渡でも誇れる歴史があり、多くの人に知ってほしかった。編集などはできるだけ自分たちの力で行った。いい出来栄えになった」と話している。

 ガイドブックはA5判、17ページ。

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