坂戸山の登山道に支柱を立てていくボランティア=27日、南魚沼市

坂戸山の登山道に支柱を立てていくボランティア=27日、南魚沼市

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南魚沼坂戸山 尾根にともる光心待ち 有志が「百八灯」へ準備

新潟日報(2015年6月29日)


 30日に南魚沼市の坂戸山で登山道を大きなろうそくで照らす伝統の山開き行事「百八灯」が行われる。本番を前に地元ボランティアが27日、ろうそくを差す支柱を薬師尾根コースに立てるなどの準備に汗を流した。ことしは過去最多の183本が尾根を彩る。

 百八灯は400年前から行われてきたといわれる。約20年前に担い手不足などでいったん途絶えたが、2011年に地元有志らが復活させた。

 27日は、ボランティア6人が、10メートル間隔で支柱を頂上まで打ち込んでいった。すれ違う登山者は「百八灯の季節ですね。お疲れさま」などと声を掛けていた。

 30日には高さ約35センチ、重さ1キロのろうそくが支柱に設置される。点火は午後7時半ごろの予定。六日町観光協会の青野広明事務局長は「ことしは本数が多く、きれいな光のラインができるだろう。市内全域から見ることができるので、当日は1度は山を見上げてほしい」と話した。

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