大岩山日石寺（中田弘乘管長）は１日、上市町大岩の同寺で滝開きを行い、県内外の信者や一般参加者が滝に打たれて心身を清めた。【ｗｅｂｕｎに動画と写真３枚】

　白装束姿の約４０人が、高さ５・４メートルから流れ落ちる六本滝の下に身を置き、手を合わせながら打たれた。家族４人で滝修行に臨んだ愛知県愛西市の会社員、伊藤英樹さん（３８）は「家族の無病息災を願った。とてもすっきりした」と話した。

　これに先立ち、本堂で山伏姿の中田管長や県内の真言宗寺院、西仙寺捨身会（しゃしんかい）（兵庫県西脇市）の僧侶１２人が柴燈護摩祈祷（さいとうごまきとう）を行い、邪気を払った。家内安全や無病息災といった願いを込めた「添え護摩木」を燃やした。恒例の火渡りは雨のため中止された。

　大岩観光開発の「そうめん山菜まつり」（北日本新聞社後援）もあり、名物のそうめんや白玉が振る舞われた。本堂では大岩音頭などが奉納された。