県営松本空港（松本市）と大阪（伊丹）空港を結ぶ大阪線が８月に１カ月限定で運航されるのを前に、中信地方の市町村などでつくる信州まつもと空港地元利用促進協議会が１日、松本市の松本駅前で利用を呼び掛けた＝写真。日本航空が昨年８月に続いて運航する季節便で、今年は午前中に往復するダイヤだ。発着時間などを記したポケットティッシュ千個を配り、利便性が向上したことをＰＲした。

　この日は日航社員を含む１３人が参加し、「（片道）５５分で大阪に行けます」などと声を掛けながら配った。同市の会社員男性（４６）は「片道５５分は便利。松本空港を利用する機会は少なかったが、使ってみたい」と話した。

　昨年８月の１カ月間の利用率（座席数に占める利用者数の割合）は９０・１％だった。昨年は午後に往復するダイヤだったが、今年は大阪発が午前８時４０分、松本発が同１０時５分となる。日航の松山敏弘・広域関東エリア販売部第３販売グループマネジャーは「出発時間が早まり、利便性も増した。ビジネスや旅行で多くの方に利用していただきたい」と話している。