善光寺御開帳に訪れた参拝客でにぎわう仲見世通り=5月25日

善光寺御開帳に訪れた参拝客でにぎわう仲見世通り=5月25日

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善光寺御開帳、経済効果1137億円 新幹線延伸などで参拝者増

信濃毎日新聞(2015年7月3日)

 善光寺御開帳奉賛会(事務局・長野商工会議所)は3日、5月末に閉幕した長野市の善光寺御開帳による県内の経済効果を発表した。北陸新幹線(長野経由)金沢延伸効果などで過去最多の推計707万人となった参拝者の増加などで、前回2009年を約153億円上回る1137億3千万円とした。経済効果分析は03年から3回目で、過去最高額という。

 調査は4月5日〜5月31日の御開帳中、計5日間行った参拝者アンケート(回答1560人)を基に推計した。

 観光消費額は、宿泊費が267億7千万円で最も多く、次いで土産代が226億円、飲食費201億5千万円など。これらの1人当たりの観光消費額をみると、宿泊客は2万5501円で、リーマン・ショック(08年)の影響があった前回と比べて1838円増、日帰り客も5929円で同1061円増とした。

 観光日程では、日帰りの割合が59・9%と前回から1・1ポイント減り、宿泊は38・8%と同1・3ポイント増えた。特に市内宿泊が伸びたとし、長野経済研究所(長野市)は、初の回向(えこう)柱夜間ライトアップと、本堂で毎朝行われる法要「お朝事」を組み合わせた宿泊プランなどの影響とみている。

 参拝者の年齢は50代以上が半数を超える一方、20〜40代の割合が増加。インターネットのSNS(会員制交流サイト)を活用した誘客PRが奏功したという。また、北陸新幹線金沢延伸に伴い、北陸方面からの参拝者は前回の60万人から84万人に増えたとしている。

 この日、市内で記者会見した奉賛会の北村正博会長(長野商工会議所会頭)は「市民の気持ちが盛り上がる結果。御開帳効果を一時的なものに終わらせず、善光寺を核にした再訪者の誘客などにつなげていきたい」と話した。

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