下高井郡山ノ内町は5日、東京・銀座にある県の情報発信拠点「銀座NAGANO」で志賀高原のネマガリダケをPRする初の催しを開いた。町制60周年記念の行事で、県内外のマスコミ関係者や町ゆかりの人々を招いて料理を提供。一般来場者にはタケノコ汁を無料で振る舞った。
招待客には昼と夜の2部に分かれて料理を食べてもらった。昼の部には県内外の出版社やテレビ局などの14人が出席し、前日に収穫したネマガリダケのタルタルソースあえや姿焼き、てんぷら、タケノコ汁などを味わった。夜の部は町ゆかりの人々を招いて同じ料理を出した。
一般来場者でタケノコ汁を試食した都内の自営業有馬昌宏さん(44)は「普通のタケノコは苦手だけれど、ネマガリダケはすごくおいしい」。青い陣羽織を着て町をPRした竹節義孝町長は「志賀高原のネマガリダケを十分満喫してもらえた」と話していた。