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街から険路へ、風越マラソン 飯田で10月12日

信濃毎日新聞(2015年7月7日)

 飯田市のシンボル風越山(かざこしやま)(標高1535メートル)を舞台にした第61回風越登山マラソン大会(飯田市、信濃毎日新聞社など主催)は、体育の日の10月12日に開かれる。険しい登山道を利用した全国でも珍しいマラソン大会で、60回の節目だった昨年大会は悪天候で中止。2年ぶりの開催となる今年は、11年ぶりに市街地を走るコースを復活させる予定で、関係者は、街中で盛り上がりを感じられる大会にし、活性化につなげようと意気込んでいる。

 登山道で健脚を競う「登山マラソンの部」、山麓のかざこし子どもの森公園を走る「みんなで走ろうの部」、登山道を散策する「ウオーキングの部」の3部門で実施。年齢や体力に合わせて参加部門とコースを選べる。

 登山マラソンの部の白山社コース(14・5キロ)は、高低差約千メートルの山道を一気に走破する過酷さが特色。虚空蔵山コース(10・8キロ、標高差約640メートル)、石灯籠コース(7キロ、同300メートル)もある。みんなで走ろうの部(3・7キロ)は子どもから大人まで気軽に参加でき、ウオーキングの部(6キロ)は登山道で自然散策などを楽しめる。

 近年の大会は市営今宮球場を発着点にしてきたが、「登山マラソン」「みんなで走ろう」の2部門は、市街地の県飯田合同庁舎から出発する新コースにする。市街地では太鼓などを演奏したり、沿道を飾り付けたりして大会を盛り上げていく。

 参加費は登山マラソンが一般3千円、高校生千円、中学生500円。みんなで走ろうは高校生以上千円、小中学生500円、親子1組1500円。ウオーキングは高校生以上500円、中学生以下200円。インターネットの「ランネット」「スポーツエントリー」や専用の郵便振替用紙、事務局などの窓口から申し込める。申し込みは7月13日〜9月9日。問い合わせは市生涯学習・スポーツ課内の事務局(電話0265・21・3001)。

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