秋篠宮さまの歌碑が建立される室堂ターミナル前の広場=2014年9月

秋篠宮さまの歌碑が建立される室堂ターミナル前の広場=2014年9月

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秋篠宮さまの歌碑8月除幕式 室堂、ライチョウ保護後押し

北日本新聞(2015年7月10日)

 2013年の「歌会始の儀」で、秋篠宮さまが立山・室堂平のライチョウを詠まれた歌の歌碑が8月25日、室堂ターミナル前の広場に建てられる。県民の誇りとして歌を後世に伝えようと、県内の有志でつくる建立委員会が寄付を募った。関係者は、富山市ファミリーパークでライチョウの人工ふ化が成功したばかりとあって、保護活動の盛り上がりも期待している。

 歌は「立山にて姿を見たる雷鳥の穏やかな様に心和めり」。秋篠宮さまは1991年10月、「第3回日本自然保護会議記念式典」に出席するため来県。式典翌日に訪れた室堂平で初めて野生のライチョウを目にされ、その時の感動を詠まれた。

 歌碑は、政治、経済、宗教など県内各界の有志が提案し、昨年8月、地元の立山町や自然保護団体の関係者らも加えて建立委を組織した。メンバーは県護国神社の栂野守雄宮司、富山市ファミリーパークの山本茂行園長ら32人。天皇、皇后両陛下を迎えて10月に射水市で開かれる「全国豊かな海づくり大会」に合わせ、8月の完成を目指そうと意見がまとまり、宮内庁や県から設置の許可を得た。

 歌碑は高さ112センチ、幅90センチ、厚さ7センチで、長勢甚遠元法相が揮毫(きごう)した文字を光沢のある常願寺川産の油石に彫り込んだ。設置場所となる広場は、室堂ターミナルに隣接し、大勢の観光客や登山者が休憩に利用している。

 今月下旬から歌碑を建てる土台づくりなどを始め、8月25日午後1時から現地で除幕式を行う。関係者ら約30人が出席する予定。建立委会長代行を務める栂野宮司は「歌だけでなく、ライチョウを含めた立山の自然を大切にする気持ちを育みたい」と語った。

 国の特別天然記念物ライチョウの保護では、富山市ファミリーパークが人工飼育に取り組み、6月27日に初めてひなが誕生した。これまでに計4羽生まれ(1羽は死亡)、関心が高まっている。

 山本園長は「歌碑の建立はライチョウの保護活動の応援になる。良い結果が残せるように頑張りたい」と話した。

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