興味深そうに南極の氷を触る子どもら=11日、福井県坂井市の県児童科学館

興味深そうに南極の氷を触る子どもら=11日、福井県坂井市の県児童科学館

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福井県児童科学館で「南極の氷」触れよう! 夏休み期間中

福井新聞(2015年7月12日)

 福井県坂井市の福井県児童科学館で11日、海上自衛隊の砕氷艦「しらせ」が南極から持ち帰った氷が披露された。8月31日まで1日3回展示公開され、ひんやり冷たい南極の氷に直接触れることができる。

 自衛隊福井地方協力本部が同館へ毎年寄贈しており、今年で16回目。この日は今井敬本部長が幅約25センチ、奥行き約20センチ、高さ約23センチ、重さ約10キロの氷を手渡した。

 贈呈式では同本部の隊員が、参加した親子連れに、氷は約4千万年前からの雪が圧縮されてできたこと、氷の中には当時の空気が閉じ込められていて水で溶かすと音がすることなどを解説した。式後子どもたちは早速、氷に触ったり、氷を入れたコップに耳を当てて音を聞いたりした。製氷機でつくった通常の氷も並べられ、触り心地を比べる姿もあった。

 奥田愛菜さん(大石小3年)は「触るとザラザラして、音を聞いたらプチプチしていた。冷たいのは普通の氷と一緒だった」と話していた。

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