壁やテーブルなどに映像が映されたスタービレッジカフェ

壁やテーブルなどに映像が映されたスタービレッジカフェ

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ヘブンスそのはらナイトツアー 発着点にカフェ

信濃毎日新聞(2015年7月12日)

 星空を生かした地域づくりに取り組む下伊那郡阿智村の「スタービレッジ阿智誘客促進協議会」は11日、スキー場「ヘブンスそのはら」の星空ナイトツアー会場へ上がるゴンドラ発着地点に、土産や喫茶を扱う店「スタービレッジカフェバイネイキッド」をオープンした。店内の壁やテーブルに映像を照射し宇宙空間を表現。「星空への旅」を映像で盛り上げる仕掛けだ。

 店内の演出は、映像を投影する「プロジェクションマッピング」を東京駅などで手掛けた「NAKEDInc.(ネイキッドインク)」(東京)と共同制作した。

 同協議会事務局長の松下仁さん(37)が1月、映像や空間演出を手掛けるネイキッド代表の村松亮太郎さん(44)に「一緒にやりたい」と電子メールを送ったのがきっかけ。阿智村を知らなかった村松さんはすぐに同村を訪れた。「観光客が減る中、人口7千人弱の村が自分たちで地域をおこそうとしている。その物語性にひかれた」という。

 店内の壁やテーブルなどには、天体や宇宙空間が映し出されるほか、喫茶メニューは「月の石コロッケ」「星のおやき」など宇宙を感じさせる名前。松下さんは「地元の人にも、これをきっかけに訪れてほしい」と話している。

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