宮下さん(右)から記念ポストカードを受け取る宿泊者

宮下さん(右)から記念ポストカードを受け取る宿泊者

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中ア・西駒山荘の石室が築100年 宿泊者に記念ポストカード

信濃毎日新聞(2015年7月12日)

 中央アルプス将棊頭(しょうぎがしら)山(2730メートル)直下に伊那市が所有する山小屋、西駒山荘は11日、今季の営業を始めた。今年は同山荘の原型となった石室(いしむろ)の築100年に当たり、歴史を語る写真4枚を組み合わせた記念ポストカードを宿泊者に配る。この日は快晴で、山荘に着いた登山者には、眺望と合わせ思い出の贈り物となった。

 石室は、子どもら11人が暴風雨に遭い亡くなった1913(大正2)年8月の中箕輪尋常高等小学校(現上伊那郡箕輪町箕輪中学校)の遭難を教訓に築かれた。老朽化した同山荘は、石室はそのままに、昨年7月に改築を終えた。

 ポストカードの写真のうち、石室でいろりを囲む男たちは18年に撮影。小屋増築のため資材を背負って登る男たちの写真(49年撮影)もある。カードは非売品で限定700枚。同山荘だけで扱う。

 この日は、山荘から伊那市の街並みや北アルプスも望めた。周辺にはコマクサなどの高山植物も。日帰りで訪れた箕輪町木下の会社員木下高志さん(59)は「これがあるから山はやめられない」。箕輪中の卒業生でもあり、「(西駒山荘がある)将棊頭山は特別な存在」と話した。

 管理人の宮下拓也さん(38)=伊那市西町=は「山小屋の歴史を感じながら、展望を楽しんでほしい」と話していた。今季は10月12日の宿泊まで受け付ける。

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