富山県などでつくる富山空港国際路線利用促進協議会は１２日、長野市のＪＲ長野駅ビルＭＩＤＯＲＩ長野で「富山きときと空港フェスタｉｎＮＡＧＡＮＯ」を開いた＝写真。北陸新幹線（長野経由）金沢延伸に伴い、長野県内からの利便性が上がった富山空港（富山市）をＰＲ。中国や韓国などを結ぶ国際線を紹介するブースなどが並び、親子連れらでにぎわった。

　目玉は、事前に信濃毎日新聞の広告などに載った同空港のＰＲ文章（５３９字）を暗唱できれば国際線往復ペア航空券（４組分）が当たるコーナー。暗唱に成功した長野市の中学２年生は「うれしい。家族旅行に使いたい」と話した。

　同協議会によると、新幹線を利用すれば長野駅から富山空港までの所要時間は最短約７０分。協議会事務局の山畔（やまくろ）千秋さん（２９）は「これまで長野から２、３時間かかっていたので延伸効果は大きい。海外への玄関口として利用してほしい」と話していた。