記念事業の充実に向けて意見を交わした懇話会の初会合=県民会館

記念事業の充実に向けて意見を交わした懇話会の初会合=県民会館

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大伴家持の功績発信へ 生誕1300年事業を準備

北日本新聞(2015年7月15日)

 越中国守を務めた万葉の歌人、大伴家持が生誕1300年を迎える2017~18年に開催する記念事業の方向性を考える県の推進懇話会の初会合が14日、県民会館で開かれた。本年度から関連事業をスタートし、機運を盛り上げる計画。委員からは「功績を世界に発信する機会にしたい」「一過性のイベントにせず、成果が残る内容にすべき」などの意見が上がった。

 懇話会は県内の首長や経済・文化界の代表、学識経験者ら12人の委員で構成し、会長は永原功高志の国文学館友の会長が務める。特別委員に就いた作家の森村誠一氏と漫画家の里中満智子氏、家持に詳しい東京の大学教授らから助言を受けながら事業の充実に向けた議論を重ね、実際の企画運営に反映させる。

 総括リーダーの中西進高志の国文学館長は「官発官着では意味がない。多くの県民に意義が伝わるようにしなければならない」と強調。夏野射水市長は「歌に詠まれた場所や風習をふるさと学習に役立てるべき」、本川氷見市長は「県民挙げて現在の富山の自然を和歌に詠む催しがあっても面白い」と提案した。

 特別委員の里中氏は、万葉集には日本文化の原点が集約されているとし「自信と誇りを持って家持の功績を世界に発信すべきだ」と指摘した。

 本年度は児童・生徒向けガイドブックを作成し、越中万葉に親しむ講座やシンポジウムを開く。石井知事は「家持を広くPRし、功績をたたえるため、総合的、戦略的に進めていきたい」と述べた。

 家持は718(養老2)年生まれ。県は1300歳を「満年齢」で2018年、高岡市は「数え年」で17年に集中的に事業を展開する。

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